【共通テスト2026】雪で電車が止まったら?救済措置(追試・繰り下げ)完全申請マニュアル

   

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2026年1月17日、雪予報に直面した受験生へ

明日いよいよ「令和8年度 大学入学共通テスト」の本番を迎える受験生の皆さん、そしてその保護者の皆様。

今、スマートフォンの天気予報アプリを見て、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
ニュースでは「日本海側を中心とした天候の崩れ」や「交通機関への影響」が報じられています。

「もし明日、電車が止まって会場に行けなかったらどうしよう」
「試験に間に合わなかったら、これまでの努力が無駄になるの?」

そんな不安を感じるのは当然です。
しかし、落ち着いてください。

日本の大学入試システムには、予期せぬトラブルに対応するための制度があります。

共通テストには、自然災害や公共交通機関の遅延など、不可抗力によって受験できない事態を防ぐための「救済措置(追試験・繰り下げ)」という仕組みが用意されています。
この制度は、皆さんが公平に試験を受ける機会を確保するために設けられているものです。

この記事は、明日(1月17日・18日)の雪や交通トラブルに備え、冷静に行動するための完全対応マニュアルです。
単なる精神論ではなく、「何時何分に」「どこを見て」「誰に電話し」「何を言えばいいか」まで、具体的な行動フローを徹底的に解説しました。

この記事をブックマークし、お守り代わりにしてください。
そして、万が一トラブルが起きても、正しい手順を踏めば道は開かれることを知っておいてください。

第1章:【現状分析】2026年共通テスト当日の気象リスクと交通予測

まずは、不安を「客観的な情報」に置き換えて、冷静さを取り戻しましょう。
2026年1月16日現在の気象庁および民間気象情報会社の予報に基づき、当日の状況を整理します。

1-1. 1月17日(土)の気象概況:低気圧の通過と雪の可能性

最新の気象データによると、試験初日となる1月17日は、低気圧が日本海を通過する見込みです。
これに伴い、以下の点に注意が必要です。

  1. 日本海側での雪や雨
    北日本(北海道・東北)や北陸地方(新潟・富山・石川・福井)の日本海側では、雪や雨が降る予報が出ています。
    猛烈な寒波による「ドカ雪」とまではいかないまでも、路面状況の悪化や視界不良には十分な警戒が必要です。
  2. 風の影響
    低気圧の通過に伴い、沿岸部を中心に風が強まる可能性があります。
    雪そのものだけでなく、強風による鉄道の徐行運転や運休リスクも考慮に入れておくべきです。
  3. 太平洋側への影響
    現時点では太平洋側の平野部で大雪になる可能性は低いと見られていますが、関ヶ原周辺など地形的に雪雲が流れ込みやすい地域では、一時的な降雪の可能性もゼロではありません。
    普段雪に慣れていない地域だからこそ、わずかな影響で交通が乱れるリスクがあります。

※気象情報は刻一刻と変化します。必ず最新の予報をチェックしてください。
[参考リンク:気象庁|最新の気象警報・注意報]

1-2. 鉄道各社の運行状況確認ポイント

近年、鉄道会社は安全確保を最優先し、早めの判断を行う傾向にあります。
共通テスト当日は極力運行を維持しようと努力されますが、絶対ではありません。

特に注意すべきは「間引き運転(本数を減らして運行)」です。
「電車は動いているから大丈夫」と思って駅に行くと、本数が減らされており、ホームに入りきれないほどの人が溢れ、予定していた電車に乗れないケースがあります。

明日の朝は、「動いているかどうか」だけでなく、「通常通りの本数か」「遅れが出ていないか」まで確認する必要があります。
各鉄道会社の公式サイトや公式アプリで、運行情報をこまめに確認しましょう。

第2章:【完全図解】雪で電車が止まった時の「緊急対応フローチャート」

ここからは、実際にトラブルに遭遇した際のシミュレーションです。
いざという時に頭が真っ白にならないよう、リハーサルを行ってください。

Step 1:駅に着いたら「運転見合わせ」の表示が!どうする?

心拍数が上がり、焦る瞬間です。
しかし、ここで立ち止まってはいけません。以下の手順で動きます。

① 現状の記録(推奨アクション)

スマートフォンで、駅の「運転見合わせ」や「遅延」が表示されている電光掲示板、または改札前の貼り紙を撮影しておきましょう。
これは必須手続きではありませんが、後日、状況を説明する際の客観的な資料として役立つ場合があります。

② 代替ルートの検索と判断

乗換案内アプリで「迂回ルート」を検索します。
もし、私鉄が止まっていてもJRが動いている、あるいは地下鉄なら動いている場合があります。
ただし、ここで無理なルート(タクシーで数万円かかる距離、徒歩で1時間以上かかる雪道など)を選ぶのは慎重になるべきです。
無理をして試験開始に大幅に遅れるよりも、公共交通機関の遅延として正規の手続きを踏み、救済措置(追試験など)を申請する方が、結果的に安全に受験できる場合があるからです。

Step 2:「問合せ大学」への電話連絡(最重要アクション)

トラブル発生時、最も重要なのが「誰に連絡するか」です。
多くの受験生がここで迷ってしまいます。

【間違い】高校の担任の先生に電話する

先生に状況を伝えることは大切ですが、先生は試験時間を遅らせたり、追試を許可したりする権限を持っていません。
先生への報告は、大学への連絡が済んでからで構いません。

【間違い】大学入試センター(東京本部)に電話する

大学入試センターは全体の統括を行っていますが、個々の試験会場のトラブル対応は、各会場の責任者に委ねられています。

【正解】受験票に記載されている「問合せ大学」に電話する

あなたの受験票(写真が貼ってある紙)を見てください。
その上部、または裏面の備考欄などに、「問合せ大学」という項目と電話番号が記載されています。
これは、あなたが受験する会場を管轄している大学(試験実施本部)の連絡先です。
試験当日のトラブル対応について指示を仰げるのは、この「問合せ大学」だけです。

[出典:大学入試センター|Q&A]

Step 3:電話での会話スクリプト(そのまま読んでください)

雪の日は電話回線が非常に混み合います。
なかなかつながらなくても、焦らずリダイヤルし続けてください。
つながった時、パニックで言葉が出ないといけませんので、以下の台本を参考にしてください。

【電話会話例】

大学担当者:「はい、○○大学 入試本部です。」

あなた:「本日、共通テストを受験する予定の、(あなたの氏名)と申します。
受験番号は、(受験番号)です。
現在、(○○駅)にいますが、雪の影響で(○○線)が運転を見合わせており、会場への到着が試験開始時刻に間に合いそうにありません。
今後の指示をお願いいたします。」

【ポイント】
担当者は状況を把握するため、以下のことを聞いてくる可能性があります。メモの準備をしてください。

  • 現在地はどこか
  • どの交通機関を使っているか
  • どのくらい遅れそうか(分かる範囲で)

これらを伝えると、大学側から「そのまま会場に向かってください(試験時間の繰り下げを行う可能性があります)」「追試験の申請手続きについて案内します」といった指示が出ます。
その指示に従って行動してください。

第3章:二つの救済措置「繰り下げ」と「追試」の違いを理解する

「救済措置」には大きく分けて2つのパターンがあります。
状況によってどちらが適用されるかは、大学側の判断や規模によります。

3-1. 試験時間の繰り下げ(当日実施)

【状況】
地域全体が悪天候に見舞われ、主要な交通機関がストップし、その会場の受験生の多くが定刻に間に合わないと判断されたケースです。

【措置内容】
試験の開始時刻を全体的に「1時間」や「2時間」後ろ倒しにします。
試験は日程を変更せず、当日そのまま行われます。

【注意点】
あなたがもし早めに会場に着いていても、繰り下げが決定すれば、開始まで教室等で待機することになります。
過去の事例では、最大で数時間の繰り下げが行われたこともあります。
待機時間は長くなる可能性があるため、参考書を見直したり、軽食をとったりして、集中力を切らさない工夫が必要です。

3-2. 追試験(別日程実施)

【状況】
試験全体の時間は変更されないが、特定の路線だけが遅延し、試験開始に間に合わなかった場合、あるいは自宅周辺の積雪などで物理的に会場へ向かえなかったケースなどです。
(※病気や負傷の場合も対象となります)

【措置内容】
本試験(1月17日・18日)の受験をとりやめ、翌週(1月24日・25日)に実施される「追試験」を受験します。

【追試験の特徴と注意点】
会場の変更:追試験の会場は、本試験会場とは異なります。原則として各都道府県に設けられますが、数は限られており(例:県庁所在地の国立大学など)、自宅から遠くなる可能性があります。
問題の変更:本試験とは別の問題セットが使用されます。難易度は本試験と同等になるよう調整されていますが、傾向が多少異なると感じる場合があるかもしれません。

第4章:絶対に失敗しない「追試験申請」の手続き詳細

追試験を受けるには、所定の手続きが必要です。
「行けなかったので後で連絡すればいい」ではなく、ルールに従った申請が不可欠です。

4-1. 申請のタイムリミット

原則として、「試験当日の試験終了時刻まで」に問合せ大学へ連絡を入れる必要があります。
トラブルが発覚した時点で、可能な限り早く連絡することが推奨されます。
連絡なしに欠席した場合、単なる「欠席」扱いとなり、追試験の対象にはなりませんので十分注意してください。

4-2. 必須アイテム「遅延証明書」の確保術

交通機関の遅延を理由に追試験を申請する場合、その事実を証明する書類(遅延証明書)の提出が求められます。

Q. 駅が大混雑で、証明書をもらう列に並べません!

A. Web遅延証明書でも対応可能な場合が多いです。
現在は多くの鉄道会社が、公式サイトで「Web遅延証明書」を発行しています。
共通テストの追試申請においても、Web遅延証明書をプリントアウトしたもの、あるいはスマートフォンの画面提示等で認められるケースが増えています。
ただし、大学によって詳細な対応が異なる可能性があるため、電話連絡の際に「Webの遅延証明でも大丈夫ですか?」と確認しておくと安心です。

[参考:朝日新聞|共通テスト追試験、申請は電話で 証明書なくても可、センターが発表(過去事例)]

Q. バスの場合は?

A. バス会社も遅延証明を発行しています。
路線バスの遅延も救済対象となり得ますが、バス会社発行の遅延証明書が必要になることが一般的です。
営業所への問合せが必要な場合もあるため、確認しておきましょう。

4-3. 申請後の流れ:受験許可証の交付

電話で状況を伝え、追試験の申請が認められる可能性がある場合、大学から具体的な指示があります。
基本的には「受験申請書」を提出し、審査を経て「追試験受験許可証」が交付される流れとなります。
指示された手順をメモし、漏れのないように手続きを行ってください。

第5章:【保護者必読】「車での送迎」は是か非か?救済対象の境界線

雪の日、親御さんとしては「車で会場まで送ってあげたい」と思われるかもしれません。
しかし、共通テストの制度上、ここには大きなリスクが潜んでいます。

救済対象は原則「公共交通機関」

共通テストの追試験対象となるのは、主に以下の理由です。

  • 公共交通機関(電車・バス等)の遅延・運休
  • 病気・負傷
  • その他、やむを得ない事由(自宅の火災等)

ここで重要なのは、「自家用車の渋滞による遅刻」は、原則として追試験の対象理由として明記されていないという点です。
もちろん、大規模な災害級の立ち往生などであれば「やむを得ない事由」として個別に判断される可能性はゼロではありませんが、通常の雪道渋滞やスリップ事故による渋滞で遅れた場合、単なる遅刻として扱われるリスクが高いのです。

結論:駅までの送迎にとどめるのが賢明

リスク管理の観点からは、「最寄りの動いている駅まで車で送り、そこからは公共交通機関を利用する」のが最も安全な策と言えます。
公共交通機関を利用していれば、万が一その電車が止まっても、制度による救済の対象となるからです。
どうしても車で会場まで行く場合は、数時間の余裕を持ち、リスクを承知の上で行動する必要があります。

第6章:雪の日の「装備」と「メンタル」完全対策

無事に会場に着いても、雪の影響でコンディションを崩しては意味がありません。
実力を発揮するための準備を整えましょう。

6-1. 足元対策:靴下は「3足」持て

雪の日の試験会場で、受験生を苦しめるのは「濡れた靴下」による冷えです。
足先が冷えると集中力が削がれます。
以下の装備を推奨します。

  • 履いていく靴:滑りにくいスノーブーツや長靴。(転倒による怪我を防ぐことが最優先です)
  • 持っていく靴下:予備を2足。会場に着いたら履き替える用と、万が一また濡れた時の予備です。
  • ビニール袋:濡れた靴下やタオルを入れるために使います。

6-2. 寒暖差対策:会場は意外と暑い?

雪の日は、試験会場側も暖房を強める傾向にあります。
しかし、座席によっては暖房の直撃を受けて暑かったり、逆に換気で寒かったりと差が激しいものです。
服装は、着脱しやすい「レイヤリング(重ね着)」が基本です。
「シャツ+カーディガン+アウター」のように、温度調節がしやすい服装で臨みましょう。

6-3. メンタル:トラブルを乗り越える心構え

もし、電車が遅れて車内に閉じ込められたり、ホームで待たされたりしたら。
周りの受験生は動揺しているかもしれません。
そこで、あなただけはこう考えてください。

「自分は対処法を知っているから大丈夫」

「遅延証明をもらって、大学に電話すればいい」という知識があるだけで、パニックを防げます。
また、待機時間は「神様がくれた最後の復習時間」と捉え、単語帳を見直すなどして冷静さを保ちましょう。
トラブルに見舞われても動じずに試験に向かった経験は、今後の人生においても大きな自信になるはずです。

第7章:よくある質問(FAQ)

最後に、雪の日の共通テストに関する疑問をまとめました。

Q. 電車が遅れましたが、試験開始ギリギリに間に合いました。時間の延長はありますか?
A. 原則として、試験開始時刻までに着席できた場合は、試験時間の延長はありません。息が上がった状態で試験に臨むことになるかもしれませんが、深呼吸をして落ち着きましょう。もし、あまりにも動揺が激しく体調不良に近い状態であれば、入室前に試験場の係員に相談することも一つの選択肢ですが、基本的には受験することになります。
Q. 追試験の方が難しいというのは本当ですか?
A. そのような噂がありますが、統計的な根拠はありません。大学入試センターは、本試験と追試験の平均点に有意な差が出ないよう、難易度調整を行っています。過去には追試験の方が平均点が高かった年もあります。「難しいから損だ」と思い込む必要はありません。
Q. まだ雪は降っていませんが、予報が心配です。
A. 「空振り」になればそれが一番です。しかし、備えあれば憂いなし。少し早めに起きる、ルートを確認しておく、靴下の予備を持つといった準備は、決して無駄にはなりません。

あなたは一人じゃない

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
長文になりましたが、それだけ「万が一の時にあなたを守るための情報」があるということです。

明日の朝、もし窓の外が雪景色だったとしても、絶望しないでください。
全国で数十万人の受験生が、同じような不安の中で戦っています。
そして、大学入試センターや各大学、鉄道会社のスタッフも、皆さんが無事に受験できるよう、全力を尽くして対応しています。

あなたは、今日まで十分に努力してきました。
その努力は、雪なんかで消えたりしません。
情報を味方につけ、冷静に行動してください。

皆さんが持てる力を出し切れるよう、心から応援しています。
いってらっしゃい!

【出典・参考リンク】
独立行政法人 大学入試センター公式サイト
文部科学省:大学入試情報
気象庁:気象警報・注意報
河合塾 Kei-Net 大学入試情報サイト
※本記事の情報は2026年1月16日時点のものです。気象状況や試験実施に関する最新情報は、必ず各機関の公式発表をご確認ください。

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