Ryzen 7 5700U vs Intel CPU徹底比較!性能・コスパで選ぶならどっち?後悔しないノートPC選び
2025/05/12
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ノートパソコン選びでCPUの選択に迷っていませんか?
特に「AMD Ryzen 7 5700U」とライバルの「Intel CPU」は、どちらを選ぶべきか悩ましいポイントです。
「普段使いだけど時々重い作業も…」
「コスパ重視で高性能なものが欲しい」
といった具体的なニーズを持つ方も多いでしょう。
この記事では、「ryzen7 5700u intel 比較」をテーマに、2025年4月現在の情報に基づいて両者を徹底比較。
性能、特徴、コスパ、そしてあなたの使い方に最適なのはどちらかを明らかにします。
ベンチマークスコアから実用シーンでの使い勝手まで、分かりやすく解説するので、後悔しないノートPC選びの参考にしてください。
Ryzen 7 5700Uとは? 基本スペックと強み
まず、AMD Ryzen 7 5700Uの基本を押さえましょう。
スペック概要
- アーキテクチャ: Zen 2 (Lucienne)
- コア/スレッド: 8コア / 16スレッド
- クロック: ベース1.8GHz / 最大4.3GHz
- キャッシュ: L3 8MB
- TDP: 15W (10-25W)
- 内蔵GPU: AMD Radeon Graphics (8コア, 1900MHz)
- プロセス: 7nm
2021年初登場ながら、8コア16スレッドという強力なマルチタスク性能が特徴の省電力CPUです。Zen 2アーキテクチャを採用しています。
強み:マルチタスク性能
最大の魅力は8コア16スレッド。複数のアプリ同時実行、動画エンコード、RAW現像など、CPUパワーを要求される作業で優れた性能を発揮します。同世代のIntel Core i7 (4コア8スレッド) と比較して、コア数で明確なアドバンテージがあります。
内蔵グラフィックス「Radeon Graphics」
8コアのRadeon Graphicsを内蔵。4K動画再生支援、軽いゲーム、簡単なクリエイティブ作業に対応可能です。性能は後述のIntel Iris Xeと比較されます。
比較対象となるIntel CPU:世代と特徴
「ryzen7 5700u intel 比較」で主に比較されるIntel CPUの世代と特徴を見てみましょう。
- 第11世代 (Tiger Lake / 例: i7-1165G7, i5-1135G7): 4コア8スレッド。Ryzen 7 5700Uの直接のライバル。シングルコア性能とIris Xe Graphicsが強み。マルチコア性能ではRyzenに劣る。
- 第12世代 (Alder Lake / 例: i7-1255U, i5-1235U): 高性能(P)コア+高効率(E)コアのハイブリッド構成(例: 10コア/12スレッド)。マルチコア性能が大幅向上し、Ryzen 7 5700Uに匹敵または凌駕する場面も。シングルコア性能も高い。
- 第13世代 (Raptor Lake / 例: i7-1355U, i5-1335U): 第12世代の改良版。動作クロック向上などでさらに性能アップ。Ryzen 7 5700Uに対して総合的な性能で優位。
(最新のCore Ultraシリーズは、さらに新しいアーキテクチャやNPU搭載が特徴ですが、Ryzen 7 5700Uの直接比較対象は主に上記世代となります)
【性能対決】ベンチマークスコアで見るRyzen 7 5700U vs Intel CPU
客観的な性能指標として、ベンチマークスコアを比較します。(スコアは目安)
マルチコア性能(Cinebench R23 Multi / PassMark CPU Mark)
- vs 第11世代Intel: Ryzen 7 5700Uが圧勝。コア数・スレッド数の差が大きい。
- vs 第12/13世代Intel: Ryzen 7 5700Uは健闘するものの、Core i5/i7(12th/13th Gen)が同等かそれ以上のスコアを出すことも多い。ハイブリッドアーキテクチャの効果が大きい。
Ryzen 7 5700U (目安): Cinebench R23 Multi: 9000前後 / PassMark: 16000前後
シングルコア性能(Cinebench R23 Single)
- vs 第11世代Intel: Intelがやや優勢。
- vs 第12/13世代Intel: Intelが明確に優勢。Pコアの性能向上により差が開く。
Ryzen 7 5700U (目安): Cinebench R23 Single: 1250前後
結論: マルチコア性能ではRyzen 7 5700Uは依然として強力ですが、新しいIntel CPUに迫られています。シングルコア性能では一貫してIntel CPUに分があります。
ベンチマークの詳細はPassMark Softwareなどで確認できます。
【実用性能対決】用途別パフォーマンス比較
実際の使い方でどちらが快適かを見ていきましょう。
- 日常作業 (Web閲覧, Office): どちらも快適。体感差は小さいが、アプリ起動や反応速度ではシングル性能の高い新しいIntelが僅かに有利な可能性あり。
- マルチタスク (複数アプリ同時利用): 8コア16スレッドのRyzen 7 5700Uが有利。多くの処理を同時に行う際の安定感が高い。特に第11世代Intelとの差は大きい。
- クリエイティブ (動画編集, 写真編集): 一長一短。エンコードはコア数の多いRyzenが有利な場面が多いが、Intel QSV対応ソフトならIntelが高速なことも。ソフトとの相性も重要。ライトユースならどちらも可。
- ゲーム (軽いもの): 内蔵GPU性能次第。一般的にIris Xe Graphics (特に96EU) がRyzenのRadeon Graphicsより若干有利な傾向。過度な期待は禁物。
内蔵グラフィックス性能比較:Radeon vs Iris Xe
- Ryzen 7 5700U: Radeon Graphics (Vega 8コア)
- Intel (11世代以降): Iris Xe Graphics (80EU or 96EU)
3DMarkなどのベンチマークでは、Iris Xe (96EU) > Radeon Graphics ≧ Iris Xe (80EU) となることが多いです。ゲームタイトルへの最適化はIris Xeが進んでいる傾向がありますが、大きな性能差ではありません。どちらも軽いゲームや動画再生支援は問題なくこなします。
消費電力とバッテリー持ち
TDPは共に15Wクラスですが、実際のバッテリー持ちはPC全体の設計に依存します。Ryzen 7 5700U搭載機もIntel搭載機も、省電力性に優れたモデルは多く存在します。購入検討中のモデルの公称値やレビューを確認することが重要です。
価格とコストパフォーマンス
- Ryzen 7 5700U搭載PC: 登場から時間が経ち、非常にコスパが高い。セール時には特に狙い目。
- Intel搭載PC: 新しい世代ほど高価になる傾向。第12/13世代はRyzen 7 5700U搭載機よりやや高め。
純粋な処理性能あたりの価格(特にマルチコア)では、Ryzen 7 5700Uが依然として非常に有利です。予算重視なら強力な選択肢となります。
【結論】あなたに合うのはどっち? 用途別おすすめ
「ryzen7 5700u intel 比較」の最終判断です。
➡️ Ryzen 7 5700Uがおすすめな人:
- マルチタスクを多用する
- 動画エンコードなどコア数を活かせる作業をする
- コストパフォーマンスを最優先する
➡️ Intel Core i5/i7 (第12/13世代) がおすすめな人:
- シングルコア性能(キビキビ感)を重視する
- 最新技術やThunderboltなどのインターフェースが必要
- 特定のIntel最適化ソフトを主に使う
- 予算に余裕があり、より新しい世代を選びたい
🤔 今、Ryzen 7 5700U搭載PCを買うのはアリ?
→ 十分アリです。 最新CPUには劣るものの、価格に対する性能は依然高く、多くの用途で満足できる性能を持っています。コスパ重視なら賢い選択です。
まとめ
Ryzen 7 5700UとIntel CPUの比較ポイントをまとめました。
- Ryzen 7 5700U: 高マルチコア性能、高コスパ
- Intel (12/13世代): 高シングルコア性能、最新性、バランス向上
どちらが絶対的に優れているわけではありません。あなたの使い方、予算、重視するポイントに合わせて最適なCPUを選びましょう。この記事が、後悔しないノートPC選びの助けになれば幸いです。