ローリエはどこに売ってる？スーパーから100均、通販まで販売場所を完全網羅！見つからない時の代用品も徹底解説

【結論ファースト】ローリエはどこに売ってる？まずは販売場所の完全マップを確認！

お料理の途中でこの記事にたどり着いた、お急ぎの方のために、まずは結論から。ローリエは、あなたが思っている以上に多くの場所で、私たちを待っていてくれます。まずは、この「ローリエ販売場所 完全マップ」で全体像を掴んでください。

販売場所カテゴリ	具体的な店名・場所の例	こんな人におすすめ！	特徴・ポイント
① 身近なスーパー	イオン、西友、イトーヨーカドー、ライフ、マルエツなど	今すぐ必要な人、確実性を求める人	最も手に入りやすい。スパイスコーナーが基本だが、精肉コーナーも要チェック。PB商品が狙い目。
② 100円ショップ	ダイソー、セリア、キャンドゥなど	少量でいい人、コストを徹底的に抑えたい人	驚きのコスパ。たまにしか使わないなら最適解。食品・調味料コーナーを探そう。
③ こだわり系スーパー	カルディ、成城石井、北野エース、富澤商店、紀ノ国屋など	品質や産地にこだわりたい本格派の人	オーガニックや特定産地のものなど、ワンランク上の品揃え。パッケージもおしゃれ。
④ 業務用・大型店	業務スーパー、コストコ、肉のハナマサなど	頻繁に大量消費するヘビーユーザー、料理好き	圧倒的な大容量とコスパ。品質も安定。保存容器の準備は必須。
⑤ ドラッグストア	マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局、クリエイトSDなど	ついで買いしたい人、夜遅くに必要になった人	食品取扱いの大型店舗なら見つかる可能性大。意外な穴場。
⑥ 園芸・ホームセンター	カインズ、コーナン、DCMグループ、島忠ホームズなど	生のローリエや苗木を探している人、育てたい人	「買う」から「育てる」へのステップアップ。フレッシュな香りは格別。
⑦ オンライン通販	Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、専門店のECサイト	確実に手に入れたい人、様々な種類から比較検討したい人	品揃えは無限大。レビューを参考にじっくり選べる。まとめ買いにも便利。

どうでしょうか？これだけ選択肢があれば、きっとあなたの生活圏内にも、ローリエを売っているお店が見つかるはずです。次の章からは、それぞれの販売場所について、「売り場のどこにあるのか？」「どんな商品が、いくらくらいで売っているのか？」といった、あなたが本当に知りたい情報を、さらに深く、具体的に掘り下げていきます。

【基本の「き」】スーパーマーケットでのローリエ売り場はここだ！

料理をする人にとって最も身近な存在、スーパーマーケット。ローリエ探しの冒険も、まずはここからスタートするのが王道です。しかし、広い店内をやみくもに歩き回るのは時間の無駄。「5分探しても見つからない…」なんて焦りを生まないためにも、探すべき場所をピンポイントで押さえておきましょう。

最重要ターゲット！「スパイス・香辛料コーナー」を制覇する

スーパーでローリエを探すなら、何をおいてもまず「スパイス・香辛料コーナー」へ直行してください。ここに置いてある確率が最も高く、体感では8割以上のローリエがこのコーナーで発見されます。

コショウの瓶、唐辛子の袋、ナツメグやバジルといった小瓶がずらりと並んでいる、あの棚です。その一角に、ローリエはひっそりと、しかし確実にその出番を待っています。

意外な盲点？「精肉コーナー」と「ルー売り場」も見逃すな！

スパイスコーナーを隅々まで探しても見つからない…そんな時は、一度思考を切り替えて、別の場所を探してみましょう。スーパーの陳列には「顧客のついで買い」を促すための工夫が凝らされているのです。

チェックポイント②：精肉コーナー

特に、牛肉や豚肉のブロック、煮込み用のすね肉などが置かれている冷蔵ケースの近くは要チェックです。肉の臭みを消すために使われることが多いローリエは、「お肉と一緒にいかがですか？」という提案として、ローズマリーなどのハーブと共に、小さなパックに入れられて置かれていることがあります。これは非常に親切な陳列で、顧客の「あっ、そういえば必要だった！」を思い出させてくれる効果を狙っています。

チェックポイント③：カレー・シチューのルー売り場

ローリエが最も活躍する料理の一つが、カレーやシチューです。そのため、ゴールデンカレーやシチューミクスの箱が並ぶ棚の近くや、そのエンド（棚の端の特設コーナー）に、「煮込み料理の隠し味に」といったPOPと共に陳列されているケースがあります。特に、冬場など煮込み料理の需要が高まる季節には、このパターンが増える傾向にあります。

チェックポイント④：生鮮食品のハーブコーナー（生ローリエ）

もしあなたが、乾燥葉ではなくフレッシュな生のローリエを探しているのであれば、目指すべきはここです。ミントやイタリアンパセリ、バジルなどが透明なパックに入れられて並んでいる冷蔵コーナーを探してみてください。そこに、数枚の生のローリエがパック詰めされて売られていることがあります。乾燥ものとはまた違った、爽やかで若々しい香りが特徴です。

【節約の味方】100均＆ドラッグストアでローリエはどこに売ってる？

「年に数回しか使わないのに、瓶入りの立派なスパイスを買うのはちょっと…」「とにかく今、100円でどうにかしたい！」そんな堅実派、節約家のあなたにとって、100円ショップはまさに救世主です。また、意外な伏兵としてドラッグストアも侮れません。

ダイソー・セリアはスパイスの宝庫！100均ローリエの実力

結論から言うと、現在の主要な100円ショップ（ダイソー、セリア、キャンドゥ）では、高い確率でローリエが販売されています。 特に、食品の取り扱いに力を入れているダイソーでは、定番商品として安定して供給されていることが多いです。

どこに売ってる？

探すべき場所はただ一つ、「食品コーナー」の中にある「調味料・スパイス」の棚です。塩や砂糖、各種シーズニングなどが並んでいる一角に、他のスパイス類と一緒に小袋に入って吊り下げられていたり、小さなカゴにまとめられていたりします。

品質・量・価格は？

• 価格：もちろん110円（税込）です。
• 量：店舗や時期によって多少異なりますが、おおむね2〜4g程度（葉の大きさによりますが5〜10枚前後）入っているのが一般的です。これは、スーパーで売られている最小単位の袋入り商品と同等か、それより少し少ないくらいの量です。
• 品質：「100均のスパイスって、香りが弱いんじゃないの？」と心配されるかもしれませんが、全くそんなことはありません。実際に多くのユーザーがSNSなどで「十分香りが立つ」「普段使いに全く問題ない」と評価しており、品質は非常に安定しています。トルコ産など、きちんと産地が明記されている商品も多いです。

使い切りサイズなので、湿気で香りが飛んでしまう前に消費できるという大きなメリットもあります。100均は「ローリエどこに売ってる？」問題の、最も手軽で賢い解決策の一つと言えるでしょう。

意外な穴場！ドラッグストアでローリエを探せ

「マツキヨにローリエ？」と驚くかもしれませんが、近年のドラッグストアの進化は目覚ましく、食品や調味料の品揃えはスーパーに迫る勢いです。特に、郊外にある大型店舗や、「食品館」を併設しているような店舗では、基本的なスパイス類を置いていることが多く、ローリエもその中に含まれている可能性があります。

スーパーが閉まっている深夜や早朝に「どうしても今すぐ必要！」となった時、24時間営業のドラッグストアが救いの神になるかもしれません。調味料が置かれている棚を、ダメ元でチェックしてみる価値は十分にあります。

【こだわり派の選択】専門店・業務用ストアで見つける特別なローリエ

「どうせなら、香りが格別なものを使いたい」「料理が趣味だから、スパイスにはこだわりたい」「毎日使うから、お得な大容量パックが欲しい」…そんな、ローリエに対して一歩進んだ愛情を持つ、こだわり派のあなた。ご安心ください、あなたの探求心を満たす、素晴らしい選択肢があります。

カルディ・成城石井・富澤商店…ワンランク上のローリエはどこに売ってる？

世界中の美味しいものが集まるセレクトショップは、スパイス選びの楽しさを教えてくれる場所です。スーパーでは見かけないような、特別なローリエに出会えるかもしれません。

カルディコーヒーファーム

コーヒーと輸入食品のワンダーランド、カルディ。スパイスコーナーも非常に充実しています。カルディオリジナルの「スパイスアップ」シリーズのローリエや、海外から直接輸入されたオーガニックブランドのローリエなど、選択肢が豊富です。価格はスーパーより少し高め（300円〜500円程度）ですが、有機JAS認証を受けたものや、特定の産地（例：トルコ産）にこだわった、香りの良い商品が手に入ります。パッケージのデザインもおしゃれなものが多く、キッチンに並べておくだけで料理のモチベーションが上がります。

成城石井

高品質な食材が揃う高級スーパーの代名詞。成城石井も、ローリエ探しには外せない場所です。ここでも、自社のプライベートブランド商品と、厳選された輸入品の両方が見つかります。特に、葉が肉厚で大きく、割れの少ない、形の綺麗なローリエが手に入りやすいのが特徴です。また、ホール（葉）だけでなく、ハンバーグの練り込みなどに便利な「ローレルパウダー」が置いてあることも。これは他のスーパーではなかなか見かけない商品です。

富澤商店

製菓・製パン材料の専門店として有名ですが、スパイスの品揃えもプロ級です。品質に定評のあるGABANブランドの商品を中心に、様々な容量で販売されています。少量パックから大容量の業務用サイズまで選べるのが魅力。料理好きなら、一度は覗いてみる価値のあるお店です。

ヘビーユーザー歓喜！業務用スーパー・コストコの大容量ローリエ

カレーや煮込み料理を頻繁に作るご家庭や、ピクルス作りが趣味といった方にとって、スーパーの小瓶はすぐになくなってしまい、コスパも良くありません。そんなローリエ・ヘビーユーザーの聖地が、業務用スーパーとコストコです。

業務スーパー

言わずと知れた大容量・激安の殿堂。業務スーパーのスパイスコーナーには、度肝を抜かれるようなサイズ感のローリエが並んでいます。通常、50gや100gといった単位の大きな袋で販売されており、価格は数百円程度。スーパーの小瓶（2〜3g）と比較すると、そのコストパフォーマンスは数十倍にもなります。品質も全く問題なく、たくさんの料理に気兼ねなく、贅沢に使えるのが最大のメリットです。ただし、購入後は香りを逃がさないよう、光を通さない密閉容器（缶や瓶）に小分けにして保存する工夫が必須です。

コストコ（Costco）

アメリカ発の会員制倉庫型店舗、コストコ。スパイスも当然アメリカンサイズです。自社ブランド「KIRKLAND Signature（カークランドシグネチャー）」のベイリーフは、巨大なプラスチック容器にたっぷりと入って販売されています。こちらも業務用スーパー同様、圧倒的なコスパを誇ります。友人とシェアするのも良いでしょう。

【栽培＆フレッシュ】生のローリエや苗木はどこに売ってる？

乾燥ローリエのシャープで奥深い香りも素晴らしいですが、生のローリエには、それを上回るほどのフレッシュで爽やかな、生命力あふれる香りがあります。また、究極の選択として「自宅で育てる」という方法も。ここでは、乾燥葉以外の選択肢を探求します。

まるで森の香り！生のローリエ（フレッシュベイリーフ）の入手方法

生のローリエは、乾燥ものに比べて流通量が少なく、見つけるのが少し難しいかもしれません。しかし、その価値は十分にあります。以下の場所を探してみてください。

• デパ地下・高級スーパーの生鮮ハーブコーナー：前述の通り、ミントやローズマリーなどと一緒に冷蔵ケースに並んでいます。成城石井や紀ノ国屋、百貨店の地下食品売場などが狙い目です。
• 大きめの園芸店・ホームセンター：意外かもしれませんが、ハーブ苗を販売しているコーナーで、収穫したての生葉がパック詰めで売られていることがあります。苗木を買う人向けの「お試し用」として置かれている場合もあります。
• 産直ECサイトやファーマーズマーケット：農家さんから直接、新鮮なハーブを購入できるオンラインマーケット（食べチョク、ポケットマルシェなど）や、地元の農産物直売所も有力な選択肢です。タイミングが合えば、枝付きのままのダイナミックな生ローリエが手に入ることもあります。

生のローリエは香りが立ちやすい反面、穏やかなので、料理に加えすぎても風味がきつくなりにくいのが特徴です。魚料理の臭み消しや、自家製ハーブウォーターなどに使うと、その良さが際立ちます。

「いつでも採れたて」を実現！ローリエの苗木はどこに売ってる？

「もう二度とローリエ探しで悩みたくない！」そう思うなら、いっそのこと自宅で育ててみませんか？ローリエの木、すなわち「月桂樹（ゲッケイジュ）」は、実は非常に丈夫で育てやすい常緑樹。一度根付けば、何年にもわたってあなたに恵みを与えてくれます。

苗木はどこで売ってる？

春（3月〜5月）と秋（9月〜10月）が植え付けの適期で、この時期になると以下の場所で苗木が流通し始めます。

• ホームセンターの園芸コーナー：カインズ、コーナン、DCMグループなど、大手ホームセンターの園芸コーナーに行けば、まず間違いなく見つかります。高さ30cm程度の小さなポット苗なら、500円〜1,000円程度で手に入ります。
• 園芸専門店・ガーデニングショップ：より多くの品種や、しっかり育った大きめの苗木を探すなら、専門店がおすすめです。育て方について、専門のスタッフに詳しく相談できるのも魅力です。
• オンラインの園芸店：「近くに売ってない」「車がなくて買いに行けない」という場合は、楽天市場やAmazon、園芸専門のECサイトを利用しましょう。様々なサイズの苗木が、丁寧に梱包されて自宅まで届きます。

日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも十分に育ち、病害虫にも強いです。鉢植えでコンパクトに育てることもできるので、ベランダ菜園にも最適。「ローリエは買うもの」から「育てるもの」へ。発想を変えてみるのも、楽しい選択肢です。

【最終手段にして最強】オンライン通販でローリエはどこに売ってる？

「近所のお店を全部回ったけど、どこにも売ってない！」「そもそも、猛暑や大雨の中、買いに出かけるのが面倒…」そんな現代人のあらゆる悩みを解決してくれるのが、オンライン通販です。ローリエ探しにおいても、通販は「最終手段」でありながら「最強の選択肢」と言えます。

Amazon・楽天市場で見つからないローリエはない！

説明不要の大手通販サイト、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング。これらのサイトの検索窓に「ローリエ」または「ベイリーフ」と入力すれば、文字通り、星の数ほどの商品があなたの目の前に現れます。

唯一のデメリットは、送料がかかる場合があることと、注文してから届くまでにタイムラグがあること。しかし、「明日使う」といった緊急事態でなければ、そのデメリットを補って余りあるほどのメリットがあります。急ぎでないなら、他の買い物のついでに「あわせ買い対象商品」などを利用して、賢く送料無料で手に入れるのがおすすめです。

【緊急事態発生！】どうしてもローリエが見つからない時の完璧な代用品リスト

ここまで様々な販売場所を解説してきましたが、それでもなお「今すぐ使いたいのに、どこにも売ってない！」「買いに行く時間もない！」という絶望的な状況は起こり得ます。しかし、諦めて料理の味を妥協する必要はありません。ローリエの役割、すなわち「肉や魚の臭みを消し、爽やかで清涼感のある上品な香りを加えること」。これに近い仕事をしてくれる頼もしい仲間たちが、あなたのキッチンにもいるかもしれません。

あなたのキッチンにもあるかも？ローリエの代役を務める名優たち

以下のハーブや香味野菜があれば、ローリエ不在のピンチを乗り切れます。代用する際のポイントは、香りの強さが異なるため、必ず少量から試すこと。 目安は、レシピのローリエの分量の「半分以下」です。

代用品候補	香りの特徴と使い方	相性抜群の料理	使用量の目安（ローリエ1枚分）
ローズマリー	強く、はっきりとしたウッディーな香り。特に肉料理との相性は最強。香りが非常に強いので、入れすぎると料理全体を支配してしまう点に注意。	ローストチキン、ポークソテー、ステーキ、ラム肉料理、じゃがいものロースト	生の枝なら1〜2cm、乾燥ならひとつまみ
タイム	清涼感がありつつも、穏やかで上品な香り。どんな素材とも合わせやすく、最も汎用性が高い代用品。魚の臭み消しにも効果絶大。	ポトフ、魚介のスープ、アサリのワイン蒸し、トマトソース、鶏肉の煮込み	生の枝なら1本、乾燥なら小さじ1/4程度
セロリの葉	爽やかで独特な青い香り。野菜のうまみと調和し、スープに深みを与えてくれる。野菜系の煮込み料理に最適。葉の部分を茎からちぎって使う。	ミネストローネ、コンソメスープ、ポトフ、野菜のブイヨン作り	葉を1〜2枚
オレガノ	トマトと非常に相性が良い、少しほろ苦さのある爽やかな香り。イタリアンやメキシカン料理でローリエの代わりを務める。	トマト煮込み、ミートソース、ラザニア、チリコンカン	乾燥で小さじ1/4程度
ネギの青い部分	和食でおなじみだが、西洋料理の臭み消しにも驚くほど効果的。入手しやすさはNo.1。豚の角煮などで使う要領で、煮込みの最初から加える。	豚肉や鶏肉の煮込み、自家製スープストック（鶏ガラなど）	5cm程度の長さを1〜2本
ミックスハーブ	S&Bの「マジックソルト」やクレイジーソルトなど、複数のハーブがブレンドされた調味料。ローリエの香りそのものではないが、様々なハーブが複合的に働き、風味を豊かにしてくれる。	あらゆる洋風煮込み、ソテー	小さじ1/2程度（塩分に注意）

【知識を深める】ローリエ（ベイリーフ）マスターになるための豆知識大全

無事にローリエを手に入れ、料理も美味しく作れたあなたへ。この記事の最後として、あなたの知的好奇心を満たす、ローリエにまつわる様々な豆知識をお届けします。これを知れば、あなたも今日から「ローリエマスター」です。

「ローリエ」「ローレル」「ベイリーフ」違いは何？ 結局どれが正しいの？

スパイス売り場で、これらの異なる名前を見て混乱したことはありませんか？結論から言うと、料理で使われるこれらの名前は、基本的にすべて同じ「月桂樹の葉」を指しています。

• ローリエ（Laurier）：フランス語
• ローレル（Laurel）：英語（古めの表現）
• ベイリーフ（Bay Leaf）または ベイリーブズ（Bay Leaves）：英語（現代の一般的な表現）

日本ではフランス料理の影響が強かったためか「ローリエ」という呼び方が広く定着していますが、世界的には「ベイリーフ」が最も一般的です。S&Bの商品名が「ベイリーブズ」となっているのも、そのためです。どれも同じものなので、お店で探す際は、これらの名前を思い出して探してみると見つかりやすいかもしれません。

最大の謎。「ローリエの葉っぱ、最後は食べるの？食べないの？」論争に終止符

これもよくある疑問です。結論は、「食べないで、取り出す」が正解です。

ローリエの葉は硬く、煮込んでも柔らかくなりません。もし誤って食べてしまうと、葉の縁で口の中を傷つけたり、喉や食道に刺さったりする危険性があります。ローリエの役割は、あくまで煮汁にその素晴らしい香りを移すこと。香りを出し切った葉は、いわば「出がらしのお茶っぱ」と同じです。料理を盛り付ける前に、必ず鍋の中から取り出すようにしましょう。何枚入れたか覚えておくと、取り出し忘れを防げます。

料理だけじゃない！ローリエの意外な活用法

ローリエの活躍の場は、キッチンだけにとどまりません。

• 天然の防虫剤として：ローリエの香り成分（シネオールなど）には、虫を寄せ付けない効果があると言われています。お米を保存する米びつや、小麦粉などの粉類の容器に、乾燥ローリエを1〜2枚入れておくだけで、天然の防虫剤として役立ちます。
• 手作りポプリやサシェに：その爽やかな香りを活かして、他のハーブ（ラベンダーやローズマリー）や、乾燥させたオレンジの皮などと一緒に袋に入れれば、素敵なポプリ（匂い袋）になります。クローゼットや引き出しに入れておけば、衣類に上品な香りが移ります。

情報源から見るローリエの力

ローリエの香りや効能については、古くから経験的に知られていますが、専門機関の情報も参考にすると、より理解が深まります。例えば、スパイスの最大手であるエスビー食品株式会社のウェブサイトでは、ローリエ（ベイリーブズ）について、その歴史的背景や香りの成分、料理での使い方などが詳しく解説されており、非常に信頼性の高い情報源です。
参考リンク：ローレル｜スパイス&ハーブ検索｜S&B エスビー食品株式会社

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