iPhone 15 Pro vs iPhone 14 Pro カメラ性能の違いは?スペック・画質・新機能を完全解説!【徹底比較】
2025/05/12
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iPhone選びで最も重要視されるポイントの一つが「カメラ性能」。
特にProモデルは、その進化に毎回注目が集まります。
2023年に登場したiPhone 15 Proと、その前モデルであるiPhone 14 Proは、どちらも高性能なカメラを搭載していますが、「具体的に何が違うの?」「買い替えるほどの進化はある?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
本日は2025年4月18日現在の情報に基づき、この記事では、iPhone 15 ProとiPhone 14 Proのカメラ性能を、スペック、新機能、実際の撮影シーンでの画質比較など、あらゆる角度から徹底的に比較解説します。
この記事を読めば、どちらのモデルがあなたの撮影スタイルに合っているか、きっと明確になるはずです。
カメラ性能を重視してiPhoneを選びたい方は必見です!
iPhone 15 Pro vs iPhone 14 Pro カメラ スペック比較表
まずは、両モデルのカメラシステムの基本的なスペックを比較表で見てみましょう。一見似ているようで、細かな違いやiPhone 15 Proならではの進化が見られます。
機能 | iPhone 15 Pro / 15 Pro Max | iPhone 14 Pro / 14 Pro Max |
---|---|---|
リアカメラ構成 | トリプルカメラシステム | トリプルカメラシステム |
メインカメラ (広角) | 48MP, 24mm, ƒ/1.78, 第2世代センサーシフトOIS | 48MP, 24mm, ƒ/1.78, 第2世代センサーシフトOIS |
デフォルト解像度 | 24MP / 48MP (HEIF/ProRAW) | 12MP (ピクセルビニング) / 48MP (ProRAW) |
超広角カメラ | 12MP, 13mm, ƒ/2.2, 120°視野角, マクロ対応 | 12MP, 13mm, ƒ/2.2, 120°視野角, マクロ対応 |
望遠カメラ (3倍) | 12MP, 77mm, ƒ/2.8, OIS | 12MP, 77mm, ƒ/2.8, OIS |
望遠カメラ (5倍) | 12MP, 120mm相当, ƒ/2.8, テトラプリズム, 3DセンサーシフトOIS (Pro Maxのみ) | - |
光学ズームオプション | 0.5x, 1x, 2x, 3x (Pro), 5x (Pro Max) | 0.5x, 1x, 2x, 3x |
デジタルズーム | 最大15倍 (Pro), 最大25倍 (Pro Max) | 最大15倍 |
フロントカメラ (TrueDepth) | 12MP, ƒ/1.9, オートフォーカス | 12MP, ƒ/1.9, オートフォーカス |
Photonic Engine | 対応 | 対応 |
Deep Fusion | 対応 | 対応 |
スマートHDR | スマートHDR 5 | スマートHDR 4 |
ポートレートモード | 次世代ポートレート (フォーカス・深度コントロール対応) | ポートレートモード (深度コントロール対応) |
ナイトモード | 対応 (メイン, 超広角, 望遠, フロント) | 対応 (メイン, 超広角, 望遠, フロント) |
ナイトモードポートレート | 対応 (LiDARスキャナ使用) | 対応 (LiDARスキャナ使用) |
Apple ProRAW | 対応 (最大48MP) | 対応 (最大48MP) |
ProResビデオ | 最大4K/60fps (外部記録時) | 最大4K/30fps |
Logビデオ撮影 | 対応 (ACES - Academy Color Encoding System) | - |
空間ビデオ撮影 | 対応 (Apple Vision Pro用) | - |
アクションモード | 対応 | 対応 |
マクロ撮影 (写真・動画) | 対応 | 対応 |
LiDARスキャナ | 搭載 | 搭載 |
※スペックはApple公式サイト等の情報を元に記載しています。
比較表を見ると、メインカメラの画素数や基本的なレンズ構成は共通している部分もありますが、iPhone 15 ProではスマートHDRの世代進化、ProResビデオのフレームレート向上、そしてLog撮影や空間ビデオといったプロフェッショナル向けの機能が追加されている点が大きな違いです。特にiPhone 15 Pro Maxの5倍望遠は、光学ズーム性能を重視するユーザーにとって見逃せないポイントでしょう。
ココが進化した!iPhone 15 Pro カメラの新機能と強化ポイント
スペック表だけでは分かりにくい、iPhone 15 Proのカメラにおける具体的な進化点や新機能を詳しく見ていきましょう。
メインカメラの進化:センサーと画像処理
iPhone 15 Proのメインカメラは、iPhone 14 Proと同じ4800万画素ですが、センサー自体は改良されていると言われています。より重要なのは、画像処理エンジンの進化と「スマートHDR 5」への対応です。これにより、特に明暗差の激しいシーンでの白飛びや黒つぶれがさらに抑制され、より自然で階調豊かな描写が可能になりました。また、iPhone 15シリーズからは、標準の写真モードでもデフォルトで2400万画素 (24MP) の高解像度な画像を記録できるようになりました。これにより、ProRAWを使わずとも、普段使いの写真でより多くのディテールを残せるようになっています。もちろん、設定で従来の12MPに変更することも可能です。
望遠カメラの進化 (特にPro Maxモデル)
iPhone 15 Proシリーズの大きな目玉が、Pro Maxモデルにのみ搭載された5倍望遠カメラです。これは「テトラプリズム」と呼ばれる屈折光学系の設計を採用し、限られたスペース内で120mm相当という長い焦点距離を実現しています。手ぶれ補正も、光学式手ぶれ補正とオートフォーカス3Dセンサーシフトモジュールを組み合わせた強力なものが搭載されています。これにより、遠くの被写体をよりクリアに、そして手ぶれを抑えて撮影することが可能になりました。運動会や発表会での子どもの撮影、スポーツ観戦、野生動物の撮影など、被写体に近づけないシーンで大きなアドバンテージとなります。一方、標準のiPhone 15 Proは、14 Proと同じく77mm相当の3倍望遠カメラを引き続き搭載しています。
動画機能の強化:ProRes、Log撮影、空間ビデオ
プロの映像制作者や本格的な動画編集を行うユーザーにとって、iPhone 15 Proの動画機能の強化は見逃せません。まず、Apple ProResビデオの記録が、外部ストレージへの接続時に最大4K/60fpsに対応しました。iPhone 14 Proの最大4K/30fpsからフレームレートが倍になり、より滑らかな映像表現やスローモーション編集の自由度が向上します。
さらに、iPhoneとして初めて「Log撮影」に対応しました。これは、カラーグレーディング(色編集)を前提とした、広いダイナミックレンジと色情報を保持した形式で映像を記録する機能です。映画業界標準のカラーマネジメントシステムであるACES (Academy Color Encoding System) にも対応しており、他のプロ用カメラで撮影した素材との連携もスムーズに行えます。
そして、もう一つの注目機能が「空間ビデオ撮影」です。これは、Appleの空間コンピュータ「Apple Vision Pro」で再生することを前提とした、3D映像を記録する機能です。メインカメラと超広角カメラを同時に使用して奥行き情報を記録し、Vision Proで再生すると、まるでその場にいるかのような臨場感あふれる体験が得られます。未来の映像体験を先取りできる、ユニークな機能と言えるでしょう。
ポートレートモードの進化:次世代ポートレート
iPhone 15シリーズでは、ポートレートモードも進化しました。「次世代ポートレート」と呼ばれるこの機能では、写真アプリで撮影した後からでもピント位置を変更したり、ボケの量を調整したりすることが可能になりました。人物やペットなどを認識すると、自動的に深度情報が記録されるため、通常の写真モードで撮影した場合でも、後からポートレート効果を適用できます。これにより、「ポートレートモードで撮ればよかった!」という後悔が減り、より気軽に印象的なポートレート写真を作成できるようになりました。
USB-Cポートによる外部ストレージへの直接記録
iPhone 15 Proシリーズでは、接続端子が従来のLightningからUSB-Cに変更されました。これは単なる端子の変更だけでなく、カメラ機能にも大きなメリットをもたらします。特にProResビデオのような大容量ファイルを扱う際、対応する外部SSDなどを接続すれば、直接そのストレージに映像を記録できるようになりました。これにより、iPhone本体のストレージ容量を気にすることなく長時間の撮影が可能になり、撮影後のデータ転送の手間も大幅に削減できます。データ転送速度もUSB 3に対応し(対応ケーブル使用時)、従来のLightningよりも高速になっています。
シーン別!iPhone 15 ProとiPhone 14 Proのカメラ画質比較
スペックや新機能だけでなく、実際の写真や動画でどのような違いが出るのか、具体的なシーン別に比較してみましょう。(※以下は一般的な傾向やレビューに基づく比較です)
明るい屋外での撮影比較
日中の明るいシーンでは、iPhone 14 Proでも十分に美しい写真が撮影できます。iPhone 15 Proでは、スマートHDR 5の恩恵により、空の青さや建物の陰影など、明暗差のある部分の表現力が向上している傾向があります。特に逆光のような厳しい条件でも、白飛びや黒つぶれがより抑えられ、自然な描写が期待できます。24MPデフォルト記録により、細部の解像感も15 Proの方が若干有利になる場合があります。
暗所・夜景撮影での比較
夜景モードや暗所での撮影性能は、両モデルとも非常に高いレベルにあります。iPhone 15 Proでは、センサーの改良やPhotonic Engineの進化により、14 Proと比較してさらにノイズが少なく、明るくクリアな写真を撮影できるとされています。特に、看板の文字の再現性や、暗部のディテールの描写力が向上しているというレビューが見られます。LiDARスキャナは両モデルに搭載されているため、暗所でのオートフォーカス速度やナイトモードポートレートの精度には大きな差はないと考えられます。
ズーム性能の比較
ズーム性能は、iPhone 15 Proと14 Proで明確な違いが出るポイントです。特にiPhone 15 Pro Maxの5倍光学ズームは、14 Pro (Max) の3倍光学ズームでは届かなかった領域を、画質劣化なく捉えることができます。3倍から5倍の間や、それ以上のデジタルズーム域においても、センサー性能や画像処理の進化により、15 Proシリーズの方がディテールを保持し、より鮮明な画像を生成する傾向があります。標準の15 Proと14 Proの3倍望遠同士の比較では、画質に劇的な差はないかもしれませんが、スマートHDR 5などの恩恵はあるでしょう。
ポートレート撮影の比較
ポートレートモードでは、両モデルとも美しい背景ボケを実現できます。iPhone 15 Proの「次世代ポートレート」は、撮影後のピント変更やボケ調整が可能になった点で、使い勝手が大幅に向上しています。これにより、撮影時に完璧な設定を追い込む必要がなくなり、より気軽にポートレート撮影を楽しめます。被写体の切り抜き精度やボケの自然さといった基本的な画質面では、両モデル間に大きな差はないかもしれませんが、肌の質感表現などはスマートHDR 5の影響で15 Proの方がより自然になっている可能性があります。
動画撮影の比較
動画撮影においても、iPhone 15 Proはいくつかの点で優位性があります。手ぶれ補正機能「アクションモード」は両モデルに搭載されていますが、基本的な画質や色再現性は、スマートHDR 5や画像処理の進化により15 Proが有利です。ProResビデオを本格的に活用する場合、4K/60fps対応やLog撮影、外部ストレージ記録といった機能は15 Proシリーズならではの大きなメリットとなります。空間ビデオも、将来的な視聴環境(Apple Vision Pro)を見据えるなら魅力的な機能です。
マクロ撮影の比較
超広角カメラを用いたマクロ撮影機能は、iPhone 14 Proで搭載され、15 Proでも引き続き利用できます。被写体に数センチまで寄って、細部を捉えたユニークな写真を撮影できます。両モデルのマクロ撮影性能に大きな差はないと考えられますが、センサーや画像処理の進化による若干の画質向上は期待できるかもしれません。
カメラ以外の違いもチェック!iPhone 15 Proと14 Proの比較ポイント
カメラ性能に注目してきましたが、どちらのモデルを選ぶか決める際には、カメラ以外の要素も重要です。主な違いを簡潔に見ておきましょう。
- デザイン・素材: iPhone 15 Proは軽量で丈夫なチタン素材を採用し、側面がわずかにカーブしたデザインになりました。iPhone 14 Proは光沢のあるステンレススチール製です。
- アクションボタン: iPhone 15 Proは、従来のミュートスイッチに代わり、カスタマイズ可能なアクションボタンを搭載しています。カメラ起動やショートカット実行などに割り当て可能です。
- ディスプレイ: ディスプレイの基本的な性能(ProMotion、常時表示)は両モデルで共通ですが、15 Proの方がベゼルが細くなり、わずかに画面占有率が向上しています。最大輝度も同等です。
- チップ: iPhone 15 Proは最新のA17 Proチップを搭載し、14 ProのA16 BionicチップよりもCPU、GPU性能が向上しています。特にグラフィック性能の向上が顕著です。
- 接続端子: iPhone 15 Proは汎用性の高いUSB-Cポート(USB 3対応)を、iPhone 14 Proは従来のLightningポートを搭載しています。
- バッテリー持ち: 公称のバッテリー駆動時間は、モデルや使い方によって若干の差がありますが、概ね同等レベルです。
- 重量: チタン素材の採用により、iPhone 15 Pro/Pro Maxは、同サイズの14 Pro/Pro Maxよりも軽量化されています。
- 価格: 当然ながら、最新モデルであるiPhone 15 Proの方が高価です。iPhone 14 ProはApple Storeでの販売は終了していますが、キャリアや中古市場ではより手頃な価格で見つけることができます。
結局どっちを選ぶべき?iPhone 15 ProとiPhone 14 Pro カメラ比較からの結論
これまでの比較を踏まえ、あなたがどちらのモデルを選ぶべきか、タイプ別にまとめてみました。
iPhone 15 Proがおすすめな人
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- 常に最新・最高のカメラ性能を求める人: スマートHDR 5や次世代ポートレート、Log撮影など、最新のカメラ技術をフル活用したい方。
- 望遠性能を重視する人 (特にPro Max): 5倍光学ズームが必要不可欠な撮影シーンが多い方。
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本格的な動画制作を行う人:
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- ProRes 4K/60fps、Log撮影、外部ストレージ記録などのプロ向け機能を活用したい方。
空間ビデオに興味がある人:
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- Apple Vision Proの購入を予定している、または将来的に3Dコンテンツを楽しみたい方。
最新の技術やデザインに魅力を感じる人:
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- USB-Cポートの利便性、チタン素材の質感、アクションボタンのカスタマイズ性を重視する方。
少しでも軽い方が良い人:
- Proモデルの性能は欲しいが、重量が気になる方。
iPhone 14 Proがおすすめな人
- 高いレベルのカメラ性能で十分満足できる人: 48MPメインカメラ、3倍望遠、ProRAWなど、14 Proのカメラ性能でも十分に高度だと感じる方。
- Log撮影や空間ビデオは不要な人: プロレベルの動画編集機能や3D撮影機能に特に魅力を感じない方。
- コストパフォーマンスを重視する人: 最新モデルにこだわらず、高性能なカメラを少しでも安く手に入れたい方(中古品も選択肢に)。
- Lightningエコシステムを活用している人: 既存のLightning対応アクセサリをそのまま使い続けたい方。
- ステンレススチールの質感やミュートスイッチが好みな人: 従来のiPhone Proのデザインや操作性に慣れている方。
結論:あなたの「最高」を見極める iPhone 15 Pro vs 14 Pro カメラ比較
iPhone 15 ProとiPhone 14 Proのカメラ比較、いかがでしたでしょうか?両モデルとも非常に高性能なカメラシステムを備えていますが、iPhone 15 Proは、特に動画機能や望遠性能(Pro Max)、そして最新の画像処理技術において着実な進化を遂げています。
Log撮影や空間ビデオ、5倍望遠といった新機能があなたの撮影スタイルに必要不可欠であれば、iPhone 15 Pro(特にPro Max)への投資は大きな価値があるでしょう。一方で、iPhone 14 Proのカメラ性能も依然としてトップクラスであり、多くのユーザーにとっては十分すぎるほどの性能を持っています。コストを抑えたい場合や、最新機能へのこだわりがそれほど強くない場合は、iPhone 14 Proも非常に魅力的な選択肢となります。
最終的には、ご自身の予算、主な撮影シーン、そしてどのような機能に魅力を感じるかをよく考えて、最適な一台を選んでください。この記事が、あなたのiPhone選びの一助となれば幸いです。
さらに詳しい情報や最新の価格については、Apple公式サイトをご確認ください。