ドジャース期待の新星!アンディ・パヘスを徹底解剖|経歴・成績・プレースタイル・最新情報まとめ【2025年版】
2025/05/12
はじめに:スター軍団ドジャースに現れた新たな才能、アンディ・パヘス
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大谷翔平、山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン…。
錚々たるスター選手が名を連ねるロサンゼルス・ドジャースに、また一人、将来を嘱望される若き才能が現れました。
彼の名はアンディ・パヘス (Andy Pages)。キューバ出身の若き外野手です。
2024年にメジャーデビューを果たし、そのパワフルな打撃と強肩で早くもファンの心を掴みつつあるパヘス選手。
しかし、「まだどんな選手かよく知らない」「詳しい情報が知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなドジャース期待の星、アンディ・パヘス選手について、基本的なプロフィールから、キューバからの亡命、マイナーリーグでの下積み時代、特徴的なプレースタイル、メジャーリーグでの最新の活躍、そして今後の展望まで、あらゆる情報を徹底的に掘り下げてご紹介します。
この記事を読めば、パヘス選手のすべてがわかります!
2025年シーズン、更なる飛躍が期待されるパヘス選手の魅力を余すところなくお伝えしますので、ぜひ最後までお楽しみください。
アンディ・パヘスとは? 基本プロフィール
まずは、アンディ・パヘス選手の基本的な情報を確認しましょう。
- 氏名: アンディ・パヘス (Andy Pages)
- 生年月日: 2000年12月8日
- 年齢: 24歳(※2025年4月19日時点)
- 出身地: キューバ・ハバナ
- 身長/体重: 183cm / 96kg (※情報源により185cm/96kgとも)
- ポジション: 外野手(主にセンター、ライト)
- 投打: 右投右打
- 所属チーム: ロサンゼルス・ドジャース (Los Angeles Dodgers)
- 背番号: 44
- 2025年 年俸: 77万ドル(約1億1550万円 ※1ドル150円換算)
キューバ出身のパヘス選手は、若くして才能を開花させ、ドジャースと契約。着実にステップアップし、メジャーの舞台に到達しました。恵まれた体格から放たれるパワフルな打撃が魅力の選手です。
ドジャース入団までの経歴:キューバからの亡命とマイナーリーグ時代
アンディ・パヘス選手の野球人生は、決して平坦な道のりではありませんでした。
キューバ時代と亡命
パヘス選手は野球大国キューバのハバナで生まれ育ちました。少年時代から野球の才能を発揮し、特に15歳以下のリーグでは、打率.364、出塁率.484、長打率.581という驚異的な成績を残し、25四球に対して三振はわずか3つだったという記録も残っています。
しかし、より高いレベルでのプレーと将来を求め、若くして故郷キューバを離れる決断をします。報道によると、17歳の時に密航船により亡命を果たしたとされています。これは、多くのキューバ出身選手が通る困難な道のりであり、彼の野球に対する強い情熱と覚悟がうかがえます。
ドジャースとの契約とマイナーリーグでの成長
亡命後、パヘス選手は2017年10月(情報源により2018年3月とも)にロサンゼルス・ドジャースとアマチュアFA契約を結びました。契約金は30万ドルだったと報じられています。
プロ入り後のパヘス選手は、ドジャース傘下のマイナーリーグで着実に実力をつけていきます。
- 2018年 (ルーキー級): ドミニカン・サマーリーグとアリゾナ・リーグで合計52試合に出場。打率.229ながら10本塁打、36打点、10盗塁を記録し、パワーの片鱗を見せました。
- 2019年 (ルーキー級パイオニアリーグ): オグデン・ラプターズでプレー。63試合で打率.298、19本塁打、55打点、OPS1.049と大ブレイク。リーグ最多の長打(43)、2位の本塁打、打点、塁打、長打率を記録し、18歳にしてその打棒を知らしめました。
- 2020年: COVID-19パンデミックの影響でマイナーリーグが中止となり、公式戦出場はありませんでした。
- 2021年 (A+級): グレートレイクス・ルーンズで120試合に出場し、打率.265、31本塁打、88打点をマーク。ハイAセントラルリーグの本塁打王(リーグ記録)と最優秀選手(MVP)、トッププロスペクトに選出されるなど、飛躍のシーズンとなりました。
- 2022年 (AA級): タルサ・ドリラーズに昇格。132試合で打率.236と確実性に課題を残しながらも、26本塁打、80打点とパワーを発揮。リーグ3位の本塁打数、リーグ最多の58長打を記録するなど、そのパワーは疑いようのないものでした。シーズンオフに参加したアリゾナ・フォールリーグでは、各球団の有望株が集まる中で打率.296、5本塁打と実力をアピール。当時のスカウトからは「非常にソリッドなヒッター。全方向への素晴らしいパワー。特にゾーン低めの速球を打ち砕くだろう。バットの芯で捉える能力が高い」と高く評価されています。この活躍もあり、オフにはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、ドジャースの40人枠に登録されました。
- 2023年 (AA級/AAA級): シーズン前に約11kgもの減量に成功し、アスリートとしてさらに進化。AA級タルサで開幕を迎え、33試合で打率.284/.430/.495、3本塁打、25打点、OPS.925と好調を維持し、満を持して5月16日にAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ昇格しました。しかし、そのAAAデビュー戦で悲劇が襲います。スイングの際に左肩の関節唇を断裂。シーズン終了となる手術を余儀なくされ、メジャーデビューは目前というところで、長いリハビリ生活に入ることになりました。この怪我が打撃にどう影響するのか、一時は彼の将来を危ぶむ声もありました。
マイナーリーグでのパヘス選手は、一貫して高い長打力を示し、各リーグで本塁打ランキングの上位に名を連ねてきました。特に2021年のA+級でのMVP獲得は、彼のポテンシャルをMLB全体に示す大きな出来事でした。一方で、三振の多さや打率の低さといった課題も抱えながら、着実にステップアップ。2023年の怪我は大きな試練でしたが、これも乗り越え、メジャー昇格への道を切り開きました。
パヘスのプレースタイル分析:強打と強肩の魅力
アンディ・パヘス選手の最大の魅力は、なんといってもそのパワーと強肩です。ここでは、彼のプレースタイルを打撃・守備・走塁の3つの側面から詳しく見ていきましょう。
打撃面:規格外のパワーと選球眼
パヘス選手の打撃は、「パワーヒッター」という言葉が最も似合います。
- パワー: 彼の最大の武器は、桁外れのパワーです。マイナーリーグ通算で多くの本塁打を記録しており、特に2021年にはA+級で31本塁打、2022年にはAA級で26本塁打を放ちました。アッパースイング気味の軌道から、広角に長打を放つことができ、どんな球場でもホームランを打てるポテンシャルを持っています。スカウトレポートでは「Plus-Plus Power(非常に優れたパワー)」と評価されることも多く、打球速度も非常に速いと評されています。
- 打撃アプローチ: 低めの球を得意としていますが、ベルト付近から高めのゾーン、特に速球に対して空振りが多いという明確な弱点も指摘されています。速い球で高めを攻められ、低めの変化球で誘われる、というのが相手バッテリーの基本的な攻め方になるでしょう。彼がスター選手へと飛躍するためには、この高めのゾーンへの対応力向上が不可欠です。一方で、選球眼も持ち合わせており、四球を選ぶこともできます。三振は多い傾向にありますが、コンタクト能力の向上も見られ、打率も改善傾向にありました。2023年のシーズン前には体重を約11kg絞り、よりアスリートらしい体型になったことで、打撃面での柔軟性も増した可能性があります。
- クラッチヒッター: 勝負強い打撃も特徴の一つで、重要な場面での活躍も期待されます。実際に2024年のメジャーリーグでは、サヨナラ打も記録しています。
課題は高めの球への対応と、確実性の向上ですが、それを補って余りある長打力は、ドジャース打線に新たな厚みをもたらす可能性を秘めています。
守備面:強肩が光る外野守備
打撃だけでなく、守備面でもパヘス選手は高い能力を持っています。
- 肩の強さ: 彼のもう一つの大きな武器は、スカウトも最高級と評価する「Plus-Plus」の強肩です。ライトからの強烈な送球は、相手走者の進塁を抑止する大きな力となります。2022年のAA級では127試合の先発で14補殺を記録しており、その強肩ぶりは数字にも表れています。
- 守備範囲とポジション: 体重を絞ったことで以前よりも俊敏性が増し、守備範囲も平均レベルかそれ以上と評価されています。メインポジションはライトですが、センターも平均レベルでこなせると評価されており、ドジャースでも両方のポジションで起用されています。素晴らしい強肩を持つ一方、時に打球判断を誤ったり、集中力を欠いたプレーが見られたりするという評価もあります。メジャーレベルでの継続的な出場を通じて、こうした細かな課題を修正していくことが期待されます。
強肩はメジャーでもトップクラスと評価されており、守備での貢献も期待される選手です。
走塁面:スピードも向上
元々は平均的な走力とされていましたが、減量後はスピードも向上したと評価されています。盗塁数は多くないものの、状況判断の良い走塁を見せることもあり、ベースランニングでも貢献が期待できます。
総合的に見て、アンディ・パヘス選手は、圧倒的なパワーとメジャートップクラスの強肩を兼ね備えた、非常にポテンシャルの高い外野手と言えます。課題を克服し、経験を積むことで、ドジャースの中心選手へと成長することが期待されています。
メジャー昇格とドジャースでの活躍 (2024年~2025年)
2023年の肩の怪我を乗り越え、アンディ・パヘス選手はついにメジャーリーグの舞台へと駆け上がりました。
待望のメジャーデビュー (2024年)
2024年シーズン、AAA級オクラホマシティで開幕を迎えたパヘス選手は、15試合で打率.371、5本塁打、15打点、OPS1.146と打ちまくり、最高のスタートを切ります。特に三振率が大幅に改善された(17.8%)ことも評価されました。
この活躍が認められ、2024年4月16日、ついにメジャー初昇格を果たします。同日のワシントン・ナショナルズ戦に「7番・センター」で即スタメン出場し、メジャー初打席で初球を捉えヒットを放つという鮮烈なデビューを飾りました。
その後も活躍を続け、4月21日のニューヨーク・メッツ戦ではメジャー初ホームラン、5月3日のアトランタ・ブレーブス戦ではキャリア初のサヨナラヒットを記録するなど、ルーキーながら強い印象を残しました。
2024年シーズンは最終的に116試合に出場し、打率.248、13本塁打、46打点、OPS.712(出塁率と長打率を足し合わせた、打者の貢献度を示す指標の一つ)という成績を残しました。特筆すべきは対左投手に強く、打率.357を記録した点です。一方で、シーズン後半にはやや成績を落とし、8月下旬から9月初めにかけて一時マイナー降格も経験しました。
ポストシーズンでも活躍を見せ、特にナショナルズとのリーグチャンピオンシップシリーズ第5戦では、1試合2本塁打を放ちました。これはドジャースのルーキーとしてはポストシーズン史上初の快挙でした。チームはワールドシリーズを制覇し、パヘス選手もロースター入りはしたものの、ワールドシリーズでの出場機会はありませんでした。
試練と期待の2025年シーズン序盤
大きな期待と共に迎えた2025年シーズン。開幕からセンターのレギュラー格として起用されていますが、2025年4月19日現在、19試合に出場し、打率.167、2本塁打、5打点、OPS.552と、打撃不振に苦しんでいます。守備や走塁での判断ミスも散見され、試練の時を迎えています。
相手チームの研究が進み、弱点である高めの速球や、内角への攻めが徹底されている可能性があります。また、レギュラー定着へのプレッシャーから、打撃フォームを崩しているのかもしれません。デーブ・ロバーツ監督は「あと100~150打席は様子を見たい」と、辛抱強く起用する姿勢を示していますが、ドジャースの外野は激戦区です。
2024年にセンターを守っていたジェームズ・アウトマンはAAAで再調整中ですが、昇格候補の一人です。また、トレードで獲得したユーティリティのトミー・エドマンがセンターを守る可能性や、同じく新加入でマイナーで調整中のキム・ヘソン(内野手登録だが外野経験もある)の昇格、さらには開幕直前に獲得した俊足のエステリー・ルイーズの存在など、ライバルは多数控えています。一部報道では、パヘス選手をトレードの駒として、他の外野手(例:ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.や、若手ユーティリティのセダン・ラファエラ)を獲得する可能性も囁かれています。
まさに正念場を迎えているパヘス選手ですが、2023年の大怪我から驚異的な回復力で復帰し、AAAで結果を残してメジャー昇格を勝ち取った精神的な強さも持っています。彼本来のパワフルな打撃を取り戻し、課題を克服できれば、再びチームの勝利に貢献する日は遠くないはずです。ファンとしては、彼の持つポテンシャルを信じ、この試練を乗り越えることを期待して応援し続けたいところです。
パヘスの将来性とドジャースでの未来
アンディ・パヘス選手は、疑いなくロサンゼルス・ドジャースにとって将来のキープレイヤー候補の一人です。
克服すべき課題と伸びしろ
パヘス選手の最大の魅力であるパワーはメジャーでも通用することを証明しつつありますが、更なる飛躍のためにはいくつかの課題を克服する必要があります。
- 打撃の確実性向上: 特に高めのボールゾーンへの対応と、三振率の低減が求められます。安定してアベレージを残せるようになれば、打者として一段上のレベルに到達できるでしょう。
- 状況判断能力: 走塁や守備における経験不足からくる判断ミスを減らすことも重要です。試合経験を積むことで改善が期待されます。
- 対右投手の攻略: 2024年は対左投手に強さを見せた一方で、対右投手の打率は.213と課題を残しました。右投手からも安定して結果を残せるようになれば、不動のレギュラーに近づきます。
これらの課題を克服できれば、持ち前の長打力と選球眼、そして強肩と合わせて、オールラウンドな外野手へと成長する大きな伸びしろを持っています。
ドジャースにおける将来像
現在のドジャース外野陣は、ムーキー・ベッツ(怪我からの復帰状況による)、テオスカー・ヘルナンデス、ジェイソン・ヘイワードといった実績のある選手に加え、トミー・エドマンのようなユーティリティプレーヤー、そして同じく若手有望株のアウトマンなど、競争が非常に激しい状況です。
その中でパヘス選手がレギュラーの座を掴み、将来的に中軸を担う存在になるためには、継続的な結果が不可欠です。彼のパワーはチームにとって大きな魅力であり、特にライトのポジションではその強肩も最大限に活かせます。
プロスペクトランキングでも常に上位に評価されてきた才能の持ち主であり、球団からの期待も大きいことは間違いありません。現在の不振を乗り越え、コンスタントに力を発揮できるようになれば、スター揃いのドジャースにおいても、欠かせない選手へと成長していくでしょう。
ファンとしては、彼の豪快なホームランとレーザービーム送球を、ドジャースタジアムで長く見続けたいところです。「カリブが生んだ未完の大器」が、その才能を完全に開花させる日を楽しみに待ちましょう。
まとめ:ドジャースの未来を担う若き大砲、アンディ・パヘスから目が離せない!
この記事では、ロサンゼルス・ドジャース期待の若手外野手、アンディ・パヘス選手について、その経歴、プレースタイル、最新情報、そして将来性まで詳しくご紹介してきました。
キューバからの亡命という困難を乗り越え、マイナーリーグで着実に力をつけ、2024年にメジャーデビュー。ルーキーイヤーからそのポテンシャルの高さを随所に見せつけました。
彼の魅力はなんといっても、規格外のパワーを秘めた打撃と、メジャートップクラスの強肩です。現在はプロ2年目の壁に直面していますが、課題を克服し経験を積むことで、ドジャースの主軸を担う選手へと成長することが大いに期待されています。
大谷翔平選手や山本由伸選手といったスター選手と共に、ドジャースの未来を明るく照らすであろうアンディ・パヘス選手。彼の今後の活躍を、ぜひ一緒に応援していきましょう!
彼の最新情報や成績については、MLB公式サイトや信頼できるスポーツニュースサイトでチェックすることをおすすめします。
参考情報:Andy Pages Stats, Age, Position, Height, Weight, Fantasy & News | MLB.com