210系クラウン車高調おすすめ5選!失敗しない選び方と人気メーカー徹底比較【2025年版】
2025/05/12
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「愛車の210系クラウンをもっとカッコよくしたい!」
「もう少しスポーティな走りを手に入れたい…」
そうお考えのオーナー様にとって「車高調」は非常に魅力的なカスタムパーツではないでしょうか。
しかし、いざ車高調を選ぼうとすると
「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「取り付け後の乗り心地が悪くならないか心配」
「費用はどれくらいかかるの?」
といった疑問や不安が出てくるかもしれません。
この記事では210系クラウン(アスリート、ロイヤル、マジェスタ)のオーナー様に向けて、2025年最新のおすすめ車高調メーカー5選をはじめ、後悔しないための車高調選びのポイント、取り付けの注意点や費用まで、どこよりも詳しくそして分かりやすく解説します。
最後まで読めば、あなたの理想のクラウンスタイルを実現するための最適な車高調がきっと見つかるはずです。
さあ、一緒に最高の車高調選びを始めましょう!
なぜ210系クラウンに車高調?装着するメリットとデメリット
多くの210系クラウンオーナーが車高調を装着する理由は、単に見た目のかっこよさだけではありません。まずは車高調がもたらすメリットと、知っておくべきデメリットを確認しましょう。
車高調装着のメリット
- 理想の車高を実現: 最大のメリットはミリ単位で車高を調整できること。フェンダーとタイヤの隙間を絶妙にセッティングし、理想のローフォルムを手に入れられます。
- 走行性能の向上: 重心が下がることでコーナリング時のロール(車体の傾き)が減り、走行安定性が向上します。特にアスリートグレードのスポーティさをさらに引き立てたい方におすすめです。
- 乗り心地の調整: 減衰力調整機能付きのモデルなら、街乗りではソフトに高速道路ではハードにと、走行シーンや好みに合わせて乗り心地を調整できます。
- スタイリングの向上: 低く構えたスタンスは210系クラウンの持つ高級感とスポーティさを一層際立たせ、圧倒的な存在感を放ちます。
車高調装着のデメリット
- 乗り心地の変化: 純正サスペンションと比較して乗り心地が硬くなる傾向があります。特に極端なローダウンや硬いセッティングは同乗者から不満が出る可能性も。メーカーやモデルによって硬さの度合いは大きく異なります。
- 段差やスロープへの注意: 車高が下がるためコンビニの入口や駐車場の段差、急なスロープなどでフロントバンパーや車体下部を擦りやすくなります。最低地上高(保安基準では9cm以上)の確保も重要です。
- 費用がかかる: 車高調本体の価格に加え、取り付け工賃そしてアライメント調整費用が必要です。トータルコストを把握しておくことが大切です。
- 定期的なメンテナンス: ネジ部の緩みチェックや清掃、防錆対策など、定期的なメンテナンスを行うことで性能を維持し長く愛用できます。
後悔しない!210系クラウン車高調選びの最重要ポイント5つ
数ある車高調の中からあなたの210系クラウンに最適な一台を選ぶために、押さえておくべき重要なポイントを5つご紹介します。
(1) 乗り心地重視?走行性能重視?目的を明確に
まず考えるべきは「車高調に何を求めるか」です。
- 街乗りメインで快適性を損ないたくない方: 乗り心地を重視したモデルを選びましょう。後述する「全長調整式」で、ショックアブソーバーの構造が「複筒式」(一般的に乗り心地が良いとされる構造)のモデルは比較的マイルドな乗り味を持つ傾向があります。レビューなどで「純正に近い」「しなやか」といった評価が多いモデルを探してみましょう。
- ワインディングや高速走行を楽しみたい方: 走行性能を重視しましょう。しっかりとした減衰力調整機能があり、剛性の高い「単筒式」構造や、よりダイレクトなハンドリングを実現する「ピロアッパーマウント」(サスペンション上部の取り付け部品)採用モデルなどが候補になります。「しっかり感がある」「ロールが少ない」といった評価のモデルが適しています。
210系クラウンは元々乗り心地が良い車種ですので、その良さを活かすのか、それともよりスポーティな味付けにするのか、目的をはっきりさせることが失敗しない第一歩です。
(2) 車高調整方式の違いを理解する(全長調整式 vs ネジ式)
車高調の車高調整方式には主に「全長調整式(フルタップ式)」と「ネジ式」の2種類があります。
- 全長調整式(フルタップ式): ショックアブソーバー自体の長さを変えて車高を調整する方式です。車高を下げてもスプリングのストローク量(動く範囲)が変わらないため乗り心地の変化が少ないのが最大のメリットです。210系クラウンにはこの全長調整式が断然おすすめです。
- ネジ式: スプリングの下にある受け皿(ロワシート)を上下させて車高を調整します。構造がシンプルで比較的安価なモデルが多いですが、車高を下げるとスプリングが縮められストローク量が減ってしまうため乗り心地が悪化しやすく、底付きもしやすくなります。
(3) 減衰力調整機能は必要か?
減衰力とはサスペンションが伸び縮みする際の抵抗力のことです。この力を調整することで乗り心地やハンドリングを変化させられます。
- 多段調整(32段など): 細かいセッティングが可能で、走行シーンや好みに合わせて最適な乗り味を追求できます。サーキット走行やとことんセッティングを楽しみたい方向け。段数が多いほど変化量は細かくなります。
- 固定式・少なめの段数(16段など): 街乗りメインであれば固定式やシンプルな調整機能でも十分な場合があります。調整の手間も省けます。まずはメーカー推奨値で試してみるのが良いでしょう。
- 電動減衰力コントローラー対応: TEINの「EDFC」やBLITZの「SpecDSC PLUS」のように、車内からボタン一つで減衰力を調整できるシステムもあります。利便性は高いですがその分価格も上がります。頻繁に調整したい方には魅力的です。
予算や使い方に合わせて減衰力調整機能の有無や段数を選びましょう。
(4) 耐久性と信頼性(防錆性能、オーバーホール対応)
車高調は常に過酷な環境にさらされるパーツです。長く安心して使うためには耐久性も重要な選定基準となります。
- 防錆性能: 特に降雪地域や沿岸部にお住まいの方はサビ対策が施されているかを確認しましょう。特殊なコーティングやメッキ処理(例:BLITZのブラッククロームメッキ)がされているモデルがおすすめです。
- オーバーホール(OH)対応: ショックアブソーバーは消耗品です。性能が落ちてきた際に分解・洗浄・部品交換を行うオーバーホールに対応しているメーカーであれば、新品交換よりも費用を抑えて性能を回復させることができます。OH料金や納期も事前に確認しておくと安心です。
- メーカー保証: 製品保証期間や内容もしっかり確認しておきましょう。信頼できるメーカーは保証体制も充実していることが多いです(例:TEINやHKSの3年6万km保証)。
(5) 予算を決める(本体価格+工賃+アライメント調整)
車高調導入にかかる費用は本体価格だけではありません。
- 車高調本体価格: 10万円前後のエントリーモデルから30万円を超えるハイスペックモデルまで様々です。
- 取り付け工賃: ショップによって異なりますが一般的に3万円~5万円程度が相場です。車種や作業内容(AVS有無など)によって変動します。
- 四輪アライメント調整費用: 車高を変えるとタイヤの取り付け角度(アライメント)が狂ってしまいます。タイヤの偏摩耗防止や走行安定性確保のために必須の作業です。費用は2万円~4万円程度が相場です。
これらのトータルコストを把握し、無理のない予算計画を立てましょう。
【2025年最新】210系クラウンにおすすめ!人気車高調メーカー5選 徹底比較
ここからは数ある車高調メーカーの中から、特に210系クラウンにおすすめの人気メーカー5社とその代表モデルを、特徴や価格帯とともにご紹介します。(価格や乗り心地の評価は変動する可能性があるため、最新情報は各メーカーサイト、販売店、ユーザーレビューなども参考にしてください)
(1) TEIN (テイン) - コスパと乗り心地のバランス
- 特徴: 日本を代表するサスペンションメーカー。豊富なラインナップと高品質ながら比較的手頃な価格設定が魅力です。乗り心地に定評があり街乗りメインのユーザーから高い支持を得ています。レビューでは「純正に近いマイルドな乗り心地」「突き上げが少ない」といった声が多く見られます。独自の「ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)」搭載モデルは底付き時の衝撃を和らげます。車内から減衰力を調整できる「EDFC」シリーズも人気。
- 210系クラウン向け代表モデル:
- FLEX Z (フレックス ゼット): 全長調整式、16段減衰力調整、複筒式を採用したTEINのスタンダードモデル。優れたコストパフォーマンスと快適な乗り心地を両立。実勢価格は10万円前後~。幅広い層におすすめできる定番モデルです。
- FLEX AVS (フレックス エイブイエス): 純正の電子制御サスペンション「AVS」に対応したモデル。純正のモード切替機能を活かしつつローダウンと減衰力調整が可能です。アスリートGグレードなどに標準装備のAVS機能を活かしたい方におすすめ。純正機能を損なわずにカスタムしたい場合に最適。
- メリット: コストパフォーマンスが高い、乗り心地が良いとの評判多数、保証が手厚い(3年6万km保証など)。
- デメリット: よりハードなスポーツ走行を求めるユーザーには物足りない可能性も。
- 想定価格帯: 10万円~20万円程度
- 公式サイト: 株式会社テイン
(2) BLITZ (ブリッツ) - リーズナブル&高機能
- 特徴: チューニングパーツメーカーとして高い知名度を誇るブリッツ。主力モデル「DAMPER ZZ-R」シリーズは全長調整式、32段減衰力調整、単筒式構造を採用しながらリーズナブルな価格を実現しています。単筒式のためTEINよりはしっかりとした乗り味になる傾向ですが、「価格の割に乗り心地も悪くない」「減衰力調整で好みに近づけられる」といったレビューが見られます。車内から減衰力を調整できる「SpecDSC PLUS」もラインナップ。
- 210系クラウン向け代表モデル:
- DAMPER ZZ-R (ダンパー ダブルゼットアール): 全長調整式、32段減衰力調整、単筒式を採用。幅広い車種に対応しストリートからライトなサーキット走行までカバー。実勢価格は10万円前後~。手軽にローダウンと減衰力調整を楽しみたい方におすすめ。
- DAMPER ZZ-R SpecDSC PLUS (スペック ディーエスシー プラス): ZZ-Rをベースに車内に取り付けたコントローラーで走行中でも減衰力を96段階で調整可能。Gセンサーによる自動調整モードも搭載。利便性を求めるならこちら。
- メリット: 高機能ながら価格が抑えられている、32段の幅広い減衰力調整、SpecDSCによる利便性、防錆性の高いブラッククロームメッキ。
- デメリット: 単筒式のためモデルやセッティングによっては乗り心地が硬めに感じられることも。
- 想定価格帯: 10万円~25万円程度
- 公式サイト: 株式会社ブリッツ
(3) HKS (エイチケーエス) - 高品質と走りの追求
- 特徴: モータースポーツ界でも輝かしい実績を持つ老舗チューニングパーツメーカー。長年培ってきた技術力を投入し走行性能と乗り心地を高次元でバランスさせた高品質な車高調を提供しています。「HIPERMAX」シリーズが有名。乗り心地はしっかり感を保ちつつ、路面の追従性が高く上質と評されることが多いです。
- 210系クラウン向け代表モデル:
- HIPERMAX S (ハイパーマックス エス): HKSの最新ストリート向け車高調。しなやかな乗り心地とスポーティなハンドリングを両立。全長調整式、30段減衰力調整、単筒式、PVS(プリロードバルブシステム)を採用。実勢価格は20万円前後~。品質と走りに妥協したくない方におすすめ。
- HIPERMAX S style X: Sよりもさらにローダウンを追求したモデル。徹底したローフォルムを実現したい方向け。乗り心地はSよりハードになります。
- メリット: 高い品質と信頼性、優れた走行性能と乗り心地の両立、3年6万kmの手厚い保証。
- デメリット: 他メーカーの同等スペック品と比較すると価格が高め。
- 想定価格帯: 20万円~30万円程度
- 公式サイト: 株式会社エッチ・ケー・エス
(4) RS-R (アールエスアール) - 乗り心地重視のローダウン
- 特徴: ローダウンスプリングで絶大な人気を誇るRS-R。そのノウハウを活かした車高調は乗り心地の良さに定評があります。特にセダン向けのセッティングを得意としており210系クラウンとの相性も良好です。「Luxury Best☆i」などは特に乗り心地を重視しており、「純正プラスαのしっかり感」といった評価が見られます。永久ヘタリ保証付きの「Ti2000」チタンスプリングを採用したモデルも特徴。
- 210系クラウン向け代表モデル:
- Best☆i (ベスト アイ): 全長調整式、減衰力調整(36段またはネジ式)、単筒式を採用したRS-Rの主力モデル。快適な乗り心地と安定した走りを両立。
- Luxury Best☆i (ラグジュアリー ベスト アイ): Best☆iをベースによりセダン向けの乗り心地を追求したモデル。上質な乗り味を求める方、同乗者を乗せる機会が多い方におすすめ。
- Black☆i (ブラック アイ): 極限のローダウンを可能にするモデル。最低地上高ギリギリまで下げたいハードユーザー向け。乗り心地はかなりハードになるため注意が必要。
- メリット: 乗り心地が良いとの定評、セダンとのマッチングが良い、Ti2000スプリングによる信頼性。
- デメリット: モデルによっては減衰力調整がネジ式のものもある。Black☆iは乗り心地の犠牲が大きい。
- 想定価格帯: 15万円~25万円程度
- 公式サイト: 株式会社ティエムシー
(5) XYZ (エックスワイジー) - リーズナブル&オーダーメイドも
- 特徴: 台湾に本拠地を置くサスペンションメーカー。比較的リーズナブルな価格設定ながら全長調整式、30段減衰力調整機能を備えたモデルをラインナップしています。幅広い車種に対応しておりスプリングレート変更などのオーダーメイドにも対応可能な点が魅力です。価格を抑えつつ基本的な機能は欲しいというニーズに応えます。乗り心地は価格相応という意見もありますが、セッティング次第で改善も可能です。
- 210系クラウン向け代表モデル:
- SS Type (スーパー スポーツ): ストリート向けのベーシックモデル。全長調整式、30段減衰力調整、単筒式。幅広い車種設定とコストパフォーマンスが魅力。
- RS Type (レーシング スペック): サーキット走行も視野に入れたスポーツモデル。SS Typeよりもハードなセッティングが可能。
- メリット: 価格が比較的安い、オーダーメイドに対応可能、ラインナップが豊富。
- デメリット: 国内大手メーカーと比較するとアフターサービスや情報の入手のしやすさ、耐久性の実績などでやや劣る可能性も。取り付け実績のあるショップを選ぶと安心です。
- 想定価格帯: 10万円~20万円程度
- 公式サイト: XYZ JAPAN
※上記以外にもCUSCO(クスコ)、TANABE(タナベ)、FINAL KONNEXION(ファイナルコネクション)など、多くのメーカーから210系クラウン用車高調が販売されています。選択肢は豊富ですのでじっくり比較検討してみてください。
210系クラウン 車高調取り付けの注意点と費用
お気に入りの車高調を見つけたら次は取り付けです。ここでは取り付けショップ選びのポイントと費用の内訳について解説します。
ショップ選びのポイント
車高調の取り付けは車の安全性に直結する重要な作業です。信頼できるショップを選びましょう。
- 実績と経験: クラウンやセダン系の足回り交換実績が豊富なショップを選びましょう。車種特有のノウハウを持っている場合があります。
- 設備: 四輪アライメントテスターを完備しているかは必須条件です。リフトなどの基本的な設備が整っているかも確認しましょう。
- コミュニケーション: 作業内容や費用について丁寧に説明してくれるか、こちらの要望をしっかり聞いてくれるかなど、コミュニケーションが取りやすいショップが安心です。
- 持ち込み対応: インターネットなどで購入した車高調を持ち込んで取り付けてもらう場合は、持ち込みに対応しているか持ち込み工賃がいくらになるかを事前に確認しましょう。(持ち込みの場合、工賃が割高になったり、保証対象外となるケースもあります)
取り付け工賃の相場
前述の通り車高調の取り付け工賃はショップや地域によって差がありますが、一般的には3万円~5万円程度を見ておくと良いでしょう。純正AVS付き車両など作業工程が増える場合は追加料金がかかることもあります。
アライメント調整は必須!その理由と費用
車高調を取り付けたら必ず四輪アライメント調整を行いましょう。
- 理由: サスペンションを交換するとタイヤの取り付け角度、すなわちアライメント(トー角、キャンバー角、キャスター角など)が必ずズレます。これを放置すると「タイヤが偏摩耗する(特に内減り)」「ハンドルが左右に取られる」「直進安定性が悪化する」「燃費が悪化する」などの不具合が発生します。
- 調整項目: 主に、タイヤを上から見たときの角度「トー角」(直進性やハンドリングに影響)、正面から見たときの角度「キャンバー角」(コーナリング性能や偏摩耗に影響)、横から見たときの操舵軸の傾き「キャスター角」(ハンドルの戻りや直進性に影響)などを調整します。車種によって調整可能な箇所は異なります。
- 費用: アライメント測定・調整費用は2万円~4万円程度が相場です。調整箇所数によって料金が変わる場合もあります。
アライメント調整は車高調の性能を最大限に引き出し、安全で快適な走行を実現するために不可欠な作業です。工賃とセットで見積もりを取ることをおすすめします。
構造変更申請について
通常の車高調取り付けでは基本的に構造変更申請は不要ですが、純正エアサスペンション装着車(一部のマジェスタなど)に車高調(コイルスプリング式サスペンション)を取り付ける場合や、著しく車高を変更する場合などは構造変更申請が必要になる可能性があります。 これは「緩衝装置」の変更にあたるためです。不安な場合は取り付けを依頼するショップや、管轄の運輸支局に事前に確認しましょう。
車高調装着後のメンテナンスと長く使うための秘訣
車高調は取り付けたら終わりではありません。性能を維持し長く快適に使うためには定期的なメンテナンスが重要です。
- 増し締め確認: 取り付け後ある程度走行したら(目安:100km~500km程度)、各部のボルトやナットに緩みがないか点検・増し締めを行いましょう。ショップによっては初期点検を無料で実施してくれる場合もあります。
- 車高・減衰力の確認: 定期的に車高が左右でずれていないか、設定した減衰力から変わっていないかを確認しましょう。特に車高は、走行振動などでロックシートが緩む可能性があります。
- 清掃と防錆: 特に車高調整ネジ部は汚れが溜まりやすく固着の原因になります。定期的に洗浄し防錆スプレー(潤滑剤ではないもの)を塗布することでスムーズな調整機能を維持できます。冬場の融雪剤が付着した場合は早めに洗い流しましょう。
- 異音のチェック: 走行中に「コトコト」「ギシギシ」といった異音が発生した場合は早めに点検を受けましょう。ブッシュ類の劣化やピロボールのガタ、部品の緩みなどが考えられます。放置すると重大なトラブルにつながる可能性もあります。
- 定期的なオーバーホール: メーカー推奨の時期(例:3年または3万kmなど)や、乗り心地の悪化、オイル漏れなどを感じたらオーバーホールの検討をおすすめします。
【Q&A】210系クラウン 車高調に関するよくある質問
- Q1: 車高調を付けると車検に通らなくなりますか?
- A1: 保安基準を満たしていれば車高調を装着したままでも車検に通ります。重要なのは「最低地上高が9cm以上確保されていること」(エアロパーツ等を除く車両の一番低い箇所)、「スプリングに遊びがないこと」(ジャッキアップ時にスプリングが上下に動かないこと)、「タイヤ&ホイールがフェンダーからはみ出していないこと」、「フォグランプやウインカーの高さが基準値を満たしていること」などです。極端なローダウンは車検に通らないだけでなく走行にも支障が出るため注意が必要です。車検前には信頼できる工場で確認してもらうのが確実です。
- Q2: アスリートとロイヤル、マジェスタで適合する車高調は違いますか?
- A2: 基本的な足回りの構造は共通している部分が多いですが、グレード(特にAVSの有無)、駆動方式(2WD/4WD)、年式(前期/後期)、エンジン(ハイブリッド/ガソリン)によって適合品番が異なる場合があります。特にAVS付き車は対応品を選ぶ必要があります。また、マジェスタは他のモデルと重量やセッティングが異なる場合があるので専用品が推奨されることもあります。4WD車はフロントの構造が異なるため、必ず4WD用の適合品を選んでください。メーカーの適合表をしっかり確認することが最も重要です。
- Q3: 中古の車高調ってどうですか?
- A3: 中古品は安価で手に入るメリットがありますが、状態の見極めが難しくリスクも伴います。ショックアブソーバーの抜け(オイル漏れやガス抜けで本来の減衰力が出ない)、スプリングのヘタリ(車高が落ちすぎる)、ネジ部の固着(車高調整ができない)、ピロアッパーのガタ、ダストブーツの破れ、部品の欠品などが考えられます。保証がないケースがほとんどで、購入後にオーバーホールが必要になると、結果的に新品を買うより高くつく可能性もあります。状態をしっかり確認でき、信頼できる出品者から購入する場合や、オーバーホール前提で安く手に入れる場合を除き、特に初心者の方には新品をおすすめします。
- Q4: 乗り心地を良くする方法はありますか?
- A4: まずは減衰力調整です。多くのモデルでは柔らかい方向に調整することで乗り心地はマイルドになります。ただし、柔らかすぎるとフワフワして安定性が損なわれることもあります。次に車高の調整です。一般的に車高を下げすぎるとストローク量が減り、底付きしやすくなるため乗り心地が悪化します。適度な車高に設定することも重要です。その他、タイヤの空気圧をメーカー指定値より少し低めに調整する(ただし下げすぎは危険)、タイヤの種類を乗り心地の良いコンフォート系タイヤにする、といった方法も効果があります。
- Q5: 取り付けは自分でもできますか?
- A5: 工具(スプリングコンプレッサー、トルクレンチ等)と知識、経験があればDIYでの取り付けも不可能ではありません。しかしサスペンションは重要保安部品であり、作業には危険も伴います(特にスプリングコンプレッサーの扱い)。トルク管理も非常に重要です。少しでも不安がある場合は、安全のためにもプロに任せることを強くおすすめします。またDIYで行った場合でも、最終的なアライメント調整は測定器のある専門業者に依頼する必要があります。
- Q6: 車高調の寿命はどれくらいですか?
- A6: 使用状況や製品によって大きく異なりますが、一般的には走行距離3万km~5万km、または使用期間3年~5年程度が一つの目安と言われています。ショックアブソーバーのオイル漏れやガス抜け、乗り心地の悪化、異音などが寿命のサインです。定期的な点検と、必要に応じたオーバーホールや交換をおすすめします。
まとめ:あなたに最適な車高調で理想の210系クラウンへ
今回は210系クラウンにおすすめの車高調について、選び方のポイントから人気メーカー、取り付けの注意点まで詳しく解説してきました。
車高調選びで最も大切なのは「あなたが車高調に何を求めるか」を明確にすることです。
- とにかく見た目をカッコよく低くしたいのか?
- 街乗りでの快適性をできるだけ損ないたくないのか?
- スポーティな走りを楽しみたいのか?
- 予算はどれくらいか?
これらの点を考慮し今回ご紹介したメーカーやモデルの特徴、そしてユーザーレビューなども参考にしながら比較検討すれば、きっとあなたにぴったりの一台が見つかるはずです。
迷ったときはTEINやBLITZのようなコストパフォーマンスに優れたモデルから検討してみるのも良いでしょう。品質や走りにこだわるならHKS、乗り心地重視ならRS-Rも有力な候補です。XYZは価格を抑えたい方や細かな仕様変更をしたい方におすすめです。
最終的には信頼できるカー用品店やチューニングショップに相談してみるのも良い方法です。プロの視点からのアドバイスはきっとあなたの車高調選びの助けになるでしょう。アライメント調整まで含めて、トータルで任せられるショップを見つけることが、満足のいくカスタムへの近道です。
さあ、あなただけの理想の210系クラウンを実現するために、最高の車高調を見つけ出しましょう!